| Town Management Organizationの略です。 |
| 都市や街を経営・管理するという意味で、酒田市の中心市街地を対象に活性化や方向を考える機関です。酒田市より認定を受けて事業を推進しています。 |
| 中心市街地は、長い歴史の中で培われてきたさまざまな地域資源が集積した場所です。いわば「酒田市の顔」として、市民の中で大きな役割を果たしてきました。全国的に中心市街地の空洞化が叫ばれていますが、酒田市においてもモータリゼーションの進展による郊外への大型店や量販店の出店により、商業集積の分散化や中心市街地からの大型店の撤退、そして中心市街地人口の減少などにより、空洞化現象が見られ、中心市街地の商業は非常に厳しい状況に置かれています。ＴＭＯはこのような中で活力のあるそして魅力的な街づくりを推進するための機関として設置されました。 |
| 中心市街地活性化の為のTown Management |
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■中心市街地の空洞化と活性化の必要性
中心市街地は、さまざまな都市機能を集積し、経済社会活動を展開する場として、また、長い歴史の中で文化、伝統をはぐくむコミュニティの中心として、地域の発展に重要な役割を果たしてきました。しかし、近年、急速なモータリゼーションの進展、消費者のライフスタイルの多様化や人口の郊外への移転、これに伴う商業施設や公共施設の郊外移転等、都市機能の郊外分散化が進んでいます。この結果として、街の中心部において空き店舗が増加し、大型店も中心部から退店する動きが見られるなど、既存商業集積の魅力が相対的に低下し、商業機能の空洞化が深刻化しつつあります。これまでも各地の商店街等で顧客吸引力を高めるため様々な取り組みをしてきましたが、個々の商業集積・商店街レベルでの努力では解決が困難な問題が多く、中心市街地の活性化は、全国的に取り組むべき緊急の課題となっています。
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■Town Management手法による中心市街地活性化
中心市街地において自然発生的に形成されている商店街等の商業集積が、ワンストップショッピングの利便性やアメニティ機能への消費者、生活者のニーズに応えていくためには、個店又は特定商業集積（点）や商店街（線）の整備、強化だけでなく、より広い「面的」展開を視野に入れた対策が必要です。広いエリアに魅力的な商業集積づくりをするためには、欧米諸国に見られる様に、望ましい業種ミックスや大型店と中小店の業態ミックスといった地域全体のテナントミックスのマネジメント、いわゆる「タウンマネジメント」という手法をとることが重要であり、そのための主体として「タウンマネジメント機関（ＴＭＯ）」が必要です。 |
■まちの魅力をいかすマネジメント
ＴＭＯは商店街、行政、市民その他事業者などの地域を構成する様々な主体が参加し、広範な問題を内包するまちの運営を横断的・総合的に調整・プロデュースし、中心市街地の活性化と維持に主体的に取り組む機関です。 |
■ＴＭＯの発想の原点
近年の新しいショッピングセンターは、物品販売に留まらず文化、スポーツ、レジャー施設など多彩な機能を集積し、多様な生活者ニーズに応じる魅力を醸し出しています。その背景には、それを一体的に管理、運営する機能（マネージメント）が存在しています。中心市街地全体を一つのショッピングモールとして見立て、その特性である総合的なマネージメント手法を中心市街地の維持・活性化のために有力な手がかりにしようと考えたのが、ＴＭＯの発想の原点です。しかし、中心市街地には、ショッピングモールにはない多くの機能、資源と独自の文化、歴史が集積しています。中心市街地の特製とポンテンシャルを顕在化させ、郊外のショッピングセンターと対等に、また、それ以上の魅力を回復できれば、その衰退傾向を逆転させる可能性を期待できます。ショッピングセンターから学ぶべき点を学び、それを独自のものに発展させることが、タウンマネージメントに求められています。 |
■実効性のある事業の推進体制
中心市街地の活性化のためには、その賑わいの担い手としての商業の活力を維持・高揚することが重要であり、そのため、中心市街地を総合的・戦略的な視点から取り組む事が求められます。これまで活性化事業の多くは、個々の商店街ごとの活性化にとどまり、中心市街地に展開する商業集積間の連携が必ずしも十分ではありませんでした。何よりも、中心市街地全体に波及効果がある多様な事業計画を盛り込むとともに、事業間の連携を図り一体的に推進することが求められます。こうした実効性のある事業の組み合わせや各主体間の調整を図り具体的な事業の推進体制を築いていくことも、ＴＭＯに課せられた重要な役割です。 |
