酒田商工会議所青年部(酒田YEG)のSDGs宣言

酒田商工会議所青年部の

SDGs宣言

SDGsを課題解決ツールとして最大限活用し、
地域社会に貢献します。

こんにちは︕ 酒⽥商⼯会議所⻘年部と申します。

 河村瑞賢の⻄廻り航路のインフラ整備から今年で350周年の節⽬を迎える、⽇本海の湊町酒⽥より失礼します。

 明治28年(1895年)の会議所設⽴当初より当団体は、明治維新以降の陸上交通インフラ整備に伴う北前航路の衰退、⽇本三⼤急流最上川が運ぶ内陸からの⼟砂の堆積による港の繫留問題等へ積極的に対処すべく「⽇本の東北地⽅、⽇本海における元気な湊町」を旗印に、様々な経済活動、提⾔活動を⾏いながら、21世紀の今⽇まで地域発展の担い⼿となっててきました。

 現在およそ100名で構成される⻘年部はその思いをしっかりと受け継ぎ、新時代の湊町や地域の在り⽅をSDGs的な考え⽅を⽤いて、⽇々、活動しております。

 現在の私たちの活動の中では、たとえばクルーズ船の来航時の下船客のおもてなしや(おかげさまで酒⽥港は2016年度「ポート・オブ・ザ・イヤー」を受賞しました)、湊町の活性化に向けた経済活動とそこで関わる、働く地域住⺠のウェル・ビーイングの獲得、海の⽣物、海洋漂着ゴミについてのグローバルな視点での理解等、⻑きにわたり良好な関係を構築し続けております国⼟交通省酒⽥港湾事務所をはじめとする地域の関係所管の皆様や識者諸賢、さらには⽇頃から地域で経済活動を展開するメンバー同⼠で意⾒交換、勉強の機会を積極的に設けながら、全ては次世代、次々世代が海に⾯したこの湊町で、ローカル且つグローバルに、そして持続可能な社会の実現を、私たち酒⽥商⼯会議所⻘年部は、地域の責任世代としてSDGs的視点を通じて⽬指しますことをここに宣⾔します。

2022年4⽉1⽇

酒⽥商⼯会議所⻘年部

第19代会⻑ ⽮野慶汰

SDGs(持続可能な開発⽬標)とは

SDGs(エス・ディー・ジーズ)とは「Sustainable Development Goals(持続可能な開発⽬標)」の略称です。

2015年9⽉「国連持続可能な開発サミット」にて採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」に記載されている2016年から2030年までの国際⽬標です。貧困に終⽌符を打ち、地球を保護し、全ての⼈が平和と豊かさを享受できるようにすることを⽬指し、「世界を変えるための17の⽬標」が掲げられ、「地球上の誰⼀⼈として取り残さない(leave no one behind)」ことを誓っています。

豊かな国だと思っていた日本もこの30年間のうちに、いつの間にか所得格差が拡大し、気が付けば貧 困層が増えてきました。これからは経済的格差だけでなく、心の格差も埋めながら、未来の地域の担い手で在る子供たちが真の意味 での豊かさを育む機会が必要です。酒田商工会議所青年部では、年間のべ30時間程度、酒田市教育委 員会と協働し地元の学校に「ふるさと教育」「キャリア教育」「海事教育」の講師を青年部メンバーから派遣し、生 きがい、働きがいとともにシビックプライドの醸成に向けた子どもたちとのふれあいの機会を創出しています。

酒田商工会議所青年部では活動におけるマイボトル持参の推進(プラスティックゴミの削減)、会議・ イベントにおけるペーパーフリー(ペーパーレスではなく、紙使用ゼロを目指す)化を推進しておりま す。また、クルーズ船寄港時は、「海をジブンゴトとして」をモットーに、下船客におもてなし対応 や、多言語ガイディングをしながら、自分たちの港町酒田の歴史、文化を改めて勉強する機会を設けています。また、酒田市内のCO2削減と健康促進のために自転車利用を促進すべく「レンタルサイク ルバンク制度」を酒田市へ提言、実施しております。

酒⽥商⼯会議所⻘年部は、肌の⾊、ジェンダー、職業で会員を審査選抜することはいっさいしません。

また女性や子育て世代にとっても参加しやすいプレジュディス・フリーの組織を一貫して意識、運営しながら、持続可能な組織、街づくりを目指してゆきます。