湊町さかた観光ガイドテキストブック 「ぐるっと、酒田 まちしるべ」

第八章 酒田港界隈
2.山形県酒田海洋センター

概要 山形県酒田海洋センターは、海洋に関する知識の普及、海や港の役割や大切さを広めるために、酒田北港の海洋開発と共に昭和46年建設されました。山形県唯一の海洋に関する博物館であり、酒田港の歴史部門、税関部門、航海部門、船舶部門、水産部門の5部門の展示ブースを設けて学習できるようになっていて、パネルや模型などの展示をしています。

歴史部門 写真で見る酒田湊の今昔、海に関係ある古文書や古絵図などを展示しています。

税関部門 税関の役割や、密輸の学習ができます。

航海部門 商船や浚渫船など様々な種類の船があります。石川島播磨重工業の船は酒田北港の火力発電所に油が初入港した時の船です。工事船やその他の船は現在使われている船もあります。この模型のキッドは売っているものではありません。船が作られた時に模型が2艘ぐらい作られます。全て手作りで、原寸から割り出されています。

水産部門 庄内海岸の漁港の位置や形を模型で見ることができます。

プラーク 酒田港に寄港した船のプラークを展示しています。プラークとは、船が始めて入港した時に、知事宛に贈られ、こちらの方からも酒田港のプラークを渡します。酒田港のプラークは船ダンスの模様です。安全航海を願って名刺交換のかわりに渡します。

展示品 館内には子供が楽しんで港に親しみ、学習できる設備が揃っています。操舵室で船を体感し、スクリーンではクイズをしながら自然に学習できます。
 昭和46年から展示物はそんなに変わってはいません。新しい展示物としては、商工会議所女性会から預かっている傘福、加茂水族館から頂いたくらげ、庄内竿、大漁旗などがあります。大漁旗は展示だけでなく飛島丸が出航、入港する時にこちらで振っています。鯨の骨もあります。

海上保安庁の常設展示室 環境保全の展示があります。
 鯨の骨です。宮野浦海岸から拾ってきました。土に還るものならいいのですが、プラスチックのゴミはなくなりません。だからゴミを捨てないように話をしています。

 **聞き取り協力 平成25年10月18日 海洋センター施設ガイド**

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