湊町さかた観光ガイドテキストブック 「ぐるっと、酒田 まちしるべ」 |
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第九章 飛島 1.飛島概要 |
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飛島について |
飛島は酒田市の北西方向に39㎞、遊佐町吹浦から西に30㎞の日本海上に位置します。周囲は約10㎞,面積約2.7㎢、最高点の標高は69mです。地球上では、アメリカのワシントン、ポルトガルのリスボンと、ほぼ同じ緯度にあります。氷河期の氷が溶けた海面の変化は、飛島の地形にも大きな影響を与えました。島は50m以上、40m、20m、5mの段丘、海岸低地面、海蝕台からなり、ほぼ扁平な台地上です。 周囲を暖流が流れているため、県最北に位置するにもかかわらず、年平均気温は12℃以上と最も高く、積雪も10㎝に達することはまれで、島は一年中タブノキやヒサカキなどの常緑広葉樹に覆われています。海流は暖かな気候のほかにも、ハングル文字入りプラスチックの空容器や植物の種などいろいろなものを運んで来ます。 飛島では、今から7千年前の縄文時代の遺物が発見されています。飛島にある遺跡の特色は、青森などの北方系と南方系が混在するところにあり、その時代から飛島は重要な文化の交流地点だったことがうかがえます。平安時代の末期までは奥羽の豪族安部清原等の勢力下におかれ、その後由利、武藤、最上、酒井とうつり、都島、渡島、別れ島、鶴路島、潮島、豊島、とど島と本島の名称も変わり、江戸時代初期に現在の飛島という名称になりました。 |
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飛島観光 |
1.ウォッチングクルーズ 春から夏にかけて出産のために1.5m〜2.0mのドチザメが何十匹と集まってきます。4月から6月にかけて白黒模様のかわいいカマイルカの群れがみられます。 2.スキューバダイビングと海釣り 珊瑚の群生透明度の高い海中に美しい珊瑚の神秘的な姿が見られます。未経験の方も体験できるコースもあります。飛島海水浴場山形県内で最も早くオープンします。 船で豪快な海釣りができます。海づり公園もありお子様も楽しめます。海中展望塔「飛島海中体験丸」で実際に海の中を泳ぐ魚や海底の生物が見られます。漁師体験もできます。 3.バードウォッチング(4月~5月と10月~11月) 野鳥日本一、その数約270種、春と秋の渡りの季節が最適です。有数のウミネコの繁殖地として知られ春は繁殖期定期船上から餌づけを楽しめます。 4.ウオーキング 7コースあり遊歩道、奇岩や珍しい景観で島内散策を楽しめます。市の花トビシマカンゾウ6〜7月上旬に西海岸一帯に群生します。 豊かな自然を思う存分に満喫できる島です。 5.行事 7月14日 小物忌神社火合わせ祭は対岸の大物忌神社との火合わせですが、双方の火が共に確認できた年は、豊作・豊漁の年であると昔から言い伝えられています。 |
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お土産 |
とびうおの焼き干し、いかの一夜干し、塩辛、海藻。 |
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ニューとびしま乗船 |
飛島へは、酒田港から定期船「ニューとびしま」で約90分の距離のところにあります。乗船上のすぐまえに無料駐車場があります。 定期船料金 <片 道> 大人2,040円、小学生1,020円 (団体15名様以上10%OFF)< 特別室料 > 中学生以下910円、小学生以下460円 <手荷物料金> クーラーボックス往復で1コにつき300円 ※運行時刻は季節、曜日によって異なりますのでお問い合せ下さい。 お問い合せ先●酒田市定期航路事務局 TEL.0234-22-3911 |
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飛島での注意点 |
◎バードウオッチングなどの外出時には、虫除けスプレーが必要です。服装は長袖、長ズボンが安心です。 ◎飛島の旅館は大部屋が多くふすまで仕切ります。 ◎宿泊先は事前に予約しないと泊まれないことがあります。 ◎徒歩と自転車での移動になります。タクシーはありません。 ◎トイレの数が少ないです。事前に確認をしておきましょう。 ◎外食のお店は極端に少ないです。食べ物を持って出かけましょう。 |
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*聞き取り協力 平成25年6月22日 酒田市観光ガイド協会・ 酒田市・山形県HP・資料抜粋* |
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